大阪市バス68系統

3月末で赤バスは廃止されたはず、と思っていたら、まだ走っていたのでビックリ。それも以前の名鉄パノラマDXみたいなカラーリングだったのが、大阪市バスの標準色に塗り替えられていました。バス停をチェックしてみると、これまでと運行ダイヤも変わっていないようです。

調べてみると、29路線あった内3路線だけが残され、天王寺ループもそのひとつだったそうです。ただループ運行じゃなくて、玉造駅前→あべの橋、あべの橋→玉造駅前の南北に分けられて、料金も以前の100円から一般路線と同じ200円に値上げされているみたいです。

以前一度だけ、引っ越してきたばかりの頃、あべの橋行きの行き先表示を見て、上本町六丁目から乗ったことがあります。

上六から南へ向かわずに鶴橋、桃谷を廻って六万体町へ出て、何と、谷町筋を北に向かったときには思わず乗り間違ったかと、慌てて運転手さんに聞きに行ったのを覚えています。

南行きルートを地図に重ねるとこんな感じになります。


より大きな地図で 大阪市バス68系統 を表示

上六からあべの橋までチャリで10分もかかりません。でもこのバスだと約45分です。なのでいつみても2~3人しか乗っているのを見たことがありません。

高齢者や交通弱者に向けての施策として運行されていた赤バスですが、あまりに限定的なニーズにだけ対応していた、あまりに非効率な行政サービスであったことは間違いないと思います。

これだったら、高齢者や交通弱者の方にタクシー券を配布した方が、よっぽど効率的です。橋本市長が真っ先に廃止に着手したのは至極当たり前の判断だったと思います。

ところがなぜかこの68系統は継続されています。比較的利用者の多い路線として1年間延長されたそうです。たぶん既得権益層対策だと思われますが、来年の今頃はまず走ってないでしょうね。

バスは去年導入された日野ポンチョ、とても魅力的なデザインのバスです。新しい大阪市バスカラーも似あってます。赤バス路線じゃなくて、地下鉄のない上町筋を縦断、大坂城と四天王寺を結ぶ、とても眺めの良い62系統(大阪駅-住吉車庫)の増発に回せばいいのに。

このバス走ってるだけで乗る人が増えると思いますが・・・。