なかよしのシロチドリとトウネン

今日こそ5:50の和歌山市行急行のつもりだったのが、二度寝してしまいました。

結局乗れたのは6:54の区間急行、1000系のボックス席でのんびりと、と思ったら自動音声放送の音量が大きすぎて、スピードを出すと横揺れが激しく、和歌山まで乗り過ごす心配は無くなりました。

岸和田でラピートに抜かれ、尾崎到着は4番線、後続の難波発7:10のサザンを先に通します。結局二度寝のせいで予定より1時間20分の遅刻です。

08:07

ファミマ阪南尾崎町5丁目店でハムカツサンドといろはすを買って石段の堤防に到着、ボラのジャンプがかっこよく撮れてました。右下です。

浜からミューミューとキアシシギの声、堤防の影が続いて歩きやすい。8時半で太陽の角度はこれくらいです。

東京オリンピックでサマータイム導入が準備されていたことを思い出しました。温暖化や気候変動が簡単に収束するはずもなく、たぶん来年も再来年も猛暑日が続くと予想でき、改めて導入を真剣に検討すべきかと。サマータイムが導入されていれば7:10のサザンに乗ってももう少し涼しく日陰の長い尾崎の浜に着くことができていたはず。

羽繕いしていたキアシシギと目が合いました。

キアシシギもたぶん暑さのせいで口呼吸。やはり口を閉じるとなかなか凛々しい。

今日のスナガニたちです。抜き足差しで順光側へ回ってじっとスタンバイするも、穴に引っ込んだまま出てきません。ほんとにスナガニがいたのか撮ったばかりの写真をチェックするとやはり写ってます。でもこのあとも巣穴に引っ込んだまま。

しびれをきらしてスナガニの浜を離れるとキアシシギが向こうへ飛んでいきテトラポッドに着陸。

08:53

シロチドリがいたと思ったらトウネンが一緒、ずいぶん仲良しです。

留鳥のシロチドリと渡り鳥のトウネンがまるできょうだいのようです。雌雄がわからないのでひらがな。

浜辺を走り回るトウネン、シロチドリはどこへ、と探すとちょっと遠くからトウネンを見守っていました。

トウネンはアオサの潮溜まりへ。漸くスナガニが姿を現してきていました。

どんどん自分の方へやってきて、もう2mくらいの近さです。

ちょっとBGMを入れてみました。

スナガニたちはまた引っ込んでしまってます。しばらく待っているとようやく出てきてくれたものの様子をうかがうばかりです。

明石海峡大橋をバックにFedexのMD11が到着。橋桁は明石海峡大橋じゃなくて関空の進入灯です。

今日はスナガニはここまでにしてテトラポッドの方へ移動するとシロチドリたち。

首を伸ばすとなかなかにカッコいい。個体差が大きいのもシロチドリの魅力のひとつかと。

テトラポッド下のハクセンシオマネキ、ここのハクセンシオマネキは右岸泥干潟のハクセンシオマネキと違って甲羅が紫なんです。

作られた砂団子も右岸泥干潟より大きく、生態も微妙に違っているように見えます。

波打ち際にキアシシギ。石積堤防から男里川河口へ移動、足元にヤマトシジミ。

砂浜にがっしりと這い回された茎から咲いたハマゴウの花、まっすぐ伸びた穂はハマエノコログサ。

09:50

左岸河口のキアシシギ、キョウジョシギも渡ってきてました。

離陸の方向が変わりベトジェットエアのA321。

キアシシギがずいぶん多いです。みな、浜では単独行動なので、全体像がよくわかりませんが周辺で100羽くらいいそうです。

手ブレがひどいのですが、ミューミューじゃなくてフェフェフェフェと鳴いているキアシシギ。

飛んでるところのキアシシギがやっと撮れました。喉が渇いたもののさっき買ったいろはすはもうお湯になってます。

堤防の舗装の割れ目から伸びたピンクの花、このたくましさは外来種だろうと思ったらやはり帰化植物のヒメマツバボタン。

10:39

ファミマ泉南男里店で三ツ矢サイダーといろはすをゲット、灰皿のところで一服しているとお店の人が公衆電話の掃除をしていました。思わず使う人いるんですか、と訊いてみると、売上金回収したら、あっ、入ってるわ、というくらいだそうです。

公衆電話の反対側には丸形郵便ポストもあります。

ファミマ裏手の公園で腰を下ろしてひと休み。ナミアゲハが蜜を吸っているのはハマナデシコ、公園の植物も海浜植物です。10時には引き上げるつもりだったのですが、遅刻してしまったし、三ツ矢サイダーで少し元気が戻ったので、やはり右岸河口へ向かうことにしました。ファミマから樽井駅まで道のりに対し、正三角形の二辺を遠回りする感じで右岸河口に到着。

さっき着陸したばかりのMD11がもう離陸、行先はFedex本社のあるメンフィス。

キョウジョシギが左岸から移動してきてました。

キョウジョシギも暑いと見え口を開けたまま。

泥干潟は堰き止められほぼ乾ききっていました。これではトビハゼは生息できません。

それでもハクセンシオマネキとヤマトオサガニはいっぱい。

繁殖期の真っ最中で派手にウェービングするハクセンシオマネキたちの中、右大ハサミと左大ハサミがとっくみあい。左岸テトラポッド下と違って甲羅も白いハクセンシオマネキたちです。

樽井駅への緑道に枯れたまた立っているノラニンジン、いつもは楽しいこの緑道も日陰が限られ足を引きずって樽井駅にたどり着きました。

12:00

和歌山市行普通車が到着するとものすごい数の露出度の高い若者たちが一気に下りてきてビックリ、どうやら泉南ロングパークで屋外ロックフェスがあるようです。MUSIC CIRCUS '23と分かりました。くれぐれも熱中症には気をつけてね。おっちゃんは難波へ帰ります。

追記(8/22): 随分話題を振りまいてしまったこの屋外ロックフェス、来年同じイベントの開催は難しいだろうとは言えそうです。

13:24

難波に帰着、すごい人混みの地下街経由でOCAT、豚肩ロースしゃぶしゃぶ、つくねと瓶ビール追加です。