西枇杷島駅

あと1日分残ったおっさん18きっぷで名古屋。

藤前干潟

あおなみ線で、開業したばかりのレゴランドのある金城ふ頭の一つ手前、野跡駅で下車、ラムサール条約登録の藤前干潟です。雨は降っていないものの思いっきりガスってます。

中州の干潟にうっすら写っているのはガングロユリカモメとヒドリガモ。春のシギチの渡りの季節、ドバーッとシギチがいるのを期待していたのですが、全然そんな様子じゃないです。

コアオアシシギです。一緒にいるのはコガモの♀。

500mほど歩いて川上の干潟をチェックするもシギチは見当たらず、ガングロユリカモメが行進してました。

ようやく、磯でイソシギ、下の白いのはこの子の落とし物かと。

対岸のごみ処理工場も霧の中。カワウの飛行編隊も霞んでます。

チゴガニです。

チゴガニのウェーブアクション、ハクセンシオマネキのようにハサミを左右に振るのではなく両手のハサミを同時に上下、バンザイを繰り返しているようなアクションです。周りにもいっぱいチゴガニがいるのですが、バンザイアクションがシンクロしています。

野鳥観察館におじゃまするとレンジャーさんがフィールドスコープを中州の干潟に向けてシギチを探して教えてくれます。ダイゼンやオオソリハシシギが確認できたものの500m先、とても撮れませんでした。ハマシギ軍団とかを期待してしばらく粘ってみたものの現れず、頭を鳥から鉄に切り替えることにします。

きれいな夏羽のカンムリカイツブリ。ちょっと大きめのカニはヤマトオサガニかな。

コアオアシシギがまだいます。

天白川の貨物列車はハズレ

名古屋駅へは戻らず野跡駅から市バスを乗り継いで柴田駅へ。どんな経緯か駅の東側にはキャバレーや風俗店が立ち並んでいて、昼間から客引きされたのにはビックリ。駅の西側は普通の住宅街でその先にある、名古屋臨海鉄道の天白川橋梁を目指します。土手にある電鐘式の踏切を貨物列車が渡るのを撮るのが目的。

ところが、天白川の河岸が改修中で土手は立入禁止、通行止めになってました。警備の人に聞いたところ踏切のところへは行けるようですが、土手が通れないとなると工場街を大きく迂回して3km近く歩く他なさそうで諦めました。

名鉄常滑線柴田駅すぐ南側の天白川橋梁、目的地だった橋はこの下流700mくらいのところなのですが残念、もうひとつの目的地へ向かいます。

常滑線が中部国際空港へのアクセス路線になって、大幅に増発されたようです。普通も15分ヘッドで便利。

大江で急行に乗り換え、向こうのホームに止まっている5000系は築港線、貨物線との平面交差もある乗ってみたい路線ですが、朝夕のみの運行で、次は2時間先、これも諦めます。

3500系急行新鵜沼行の車内、窓が汚く視界が効きません。朝乗ったJR東海313系の窓もかなり汚かったです。

栄生で名古屋本線の普通に乗り換えます。折り返し線に停泊中の2000系ミュースカイの特急、7000系パノラマカーの頃と変わらない風景です。

名鉄だけじゃなくて、貨物列車も新幹線も楽しめるとても魅力的な栄生駅です。

西枇杷島

もう一つの目的地、西枇杷島駅に到着、雨は止んでくれました。

電車でGO!名古屋鉄道編に登場し、ずっと気になっていた駅です。下り新幹線でE席に座っていたら、名古屋駅をでてすぐ右手に見えるこの小さな駅が気になっていた人も多いかと。

駅のすぐ東側を東海道本線と東海道新幹線がオーバークロス、駅の西側はデルタ線になっていて犬山線の特急が正面を横に走ってます。

1700系の特急、かと思いきや一般車両部分は2000系になってました。

名古屋から3駅目ですが、西枇杷島に停車するのは30分ヘッドの普通だけ、特急、急行、準急がかなりの頻度で通過するのですが、急カーブのデルタ線があるので徐行運転してくれます。

駅から庄内川まで200mほど、土手にだんじり小屋のような建物が。王義之車という人形からくりの山車の蔵だそうです。6月のお祭りの時の動画です。

東枇杷島を出て築堤をカーブして庄内川橋梁を渡ってきます。ちなみにここは名古屋市ではなくて清須市になります。

鉄橋を渡った土手の踏切で線路は名古屋本線と犬山線に分岐します。2000系特急中部国際空港行と1200系快速特急新鵜沼行です。

デルタ線の築堤を下りて行く1200系快速特急新鵜沼行と築堤を上って来る1700系特急豊橋行。

駅へ戻ります。新幹線、それに313系をバックに3500系急行豊橋行。

6500系普通佐屋行が停車。

1200系特急が通過。6500系の向こう垂直方向に犬山線の電車。デルタ線の名古屋本線と犬山線の短絡線は一時的な留置線として使われたり、運用の変更で電車の方向転換する時にも使われているそうです。

西枇杷島駅駅舎です。自動販売機に囲まれて郵便ポストがやむを得ず斜めを向いてます。

駅舎内部です。構内踏切は常時遮断機が下りた状態で、普通電車が近づいて通過電車がない時だけ開くようですが、駅員さんが常駐していて誘導しています。

駅の向こう側にローカル駅という名のバー、このお店の裏側でずっと写真を撮ってました。お店は営業しているのかどうかわからないような趣ですが、ググってみたところ長居したくなるお店として紹介されていました。鉄道バーということではないみたいですが、頻繁にやってくる電車を眺めながらちびりちびりとやってみたいです。

普通豊明行が接近してきたので構内踏切の遮断機が上がりました。駅員さんに、実に楽しい駅ですね、と声を掛けずにいられませんでした。

駅名票と非常停止ボタン設置用の柱以外に何もないプラットホームです。通過電車が多く、安全のために乗降時以外は人をホームに入らないようにしている訳ですが、阪急中津駅とさほど変わらないくらいで、通過電車の速度も遅いので、大丈夫じゃないかとも思います。

ウチのどこかにあるはずの電車でGO!名古屋鉄道編を探し出してプレイしてみたくなりました。1200系特急や3400系いもむしの「高速」で、栄生を通過したら庄内川橋梁手前で思いっきり減速、大きく左へカーブして西枇杷島を通過するとフルノッチです。

モ880形で併用軌道の美濃町線から一の坪駅のデッドセクションを超えて新岐阜駅の低床ホームに到着とか、併用軌道の犬山橋をミュージックホーンを鳴らしながら渡るとか、びっしり楽しさがつまった、電車でGO!でも屈指の名作です。