Drupal Project usage overview

Drupal.orgに、モジュールやテーマのダウンロード数を週別に集計しているページがあります。「プロジェクト」として異なるバージョンを合計した数値になっています。

当然、本体が1位ですが、Views、CCK、Token、Pathauto、Administration menu、ImageField、ImageAPI、Date、Image、IMCE、ImageCache、FCKeditor・・・といった順になっています。

数多く提供されているDrupalのモジュールの中で、どのモジュールが必須になってくるのか、また似た機能を持つモジュールで、どちらを選択すべきか、という時の目安としては、かなり参考になると思います。

このリストを眺めていると、毎週20,000以上で安定しているモジュールはほぼ定番といっていいモジュールばかりだと気づきます。

このランクのモジュールの場合でも全てが必要な訳ではなく、似た機能を持つモジュール、例えば、ImageFieldとImageやIMCEなどは、どれを選択するか、併用するか(併用できるか)、ということになってきます。

また、TokenとPathauto、ImageFieldとImageAPI、FileField、ImageCacheのように目的としてはひとまとめにしたいモジュールが個別にランキングされていることや、各エディタモジュールのように、Wysiwigモジュールの登場により、Drupalのモジュールとしての役目を終えたと思われるモジュールも入っていることに留意する必要がありますが、概ね20,000以上のモジュールはDrupalでのサイト構築には欠かせないモジュールと言えそうです。

数値が週間8,000から20,000くらいのところには、自分も試した経験があり、またずっと愛用させてもらっているモジュールが並んでいることに気づきます。トライしてメゲたのは現状Panelsくらいです。

Organic Groupはコミュニティサイト構築には欠かせませんし、LocationとGmapの組合せでGoogleAPIを詳しく勉強しなくても、簡単にGoogleマップを徹底活用したサイト構築が可能になります。8,000から20,000くらいはサイトの目的次第で欠かせないモジュールが多く含まれていると、まとめることができそうです。

さらに下位を見ると、週間3,000弱でも、User PointsやViewFieldなど、便利で楽しい、安定した機能を持つモジュールがまだあることに気づきます。このあたりのモジュールは定番というより、制作するサイトの個性次第で、というモジュールと言えるかも知れません。

その下には、週間1,000以下のモジュールがずらっとリストされています。これらは個々のニーズに応じて開発、そして公開されたモジュールであるものの、ニーズが一般化していない、あるいはメジャーなモジュールで同じ機能が実現できるという場合が多いと言えそうです。

トライする意味がないかというと、決してそんなことはありません。週間ダウンロード回数39というCCK Table Fieldというモジュールを試したことがあります。CCKのフィールドをつくり、<td>のタグを「|」キーで作っていくというものです。TinyMCEなどのエディタ上でテーブルを作っていくのは面倒なので、これは直感的にも分かり易いソリューションだと思います。ソースを見てみると150行くらいでできています。

いずれは自分もモジュール開発・公開に挑戦したいと思っています。