アタリの男里川河口

昨日はせっかく遠出したのに鳥果がなさすぎ、このままゴールデンウィークを終わらせるわけには行きません。今日も快晴、干潮が11時と潮見も良いので男里川河口へ。

途中乗り換え無しの区間急行和歌山市行で樽井に到着。男里川右岸河口への緑道です。

幻想的な光景を描いていたのはブタナ。

フランス原産の外来種でsalade de porc(豚のサラダ)と呼ばれることからそのまま和名もブタナ、別名タンポポモドキ。

画面中央の白いのも画面左上の赤紫もニワゼキショウです。

男里川右岸河口

右岸河口に下りるとシロチドリたち、それにメダイチドリも。砂利浜にはバーダーさんがふたり。

ミサゴです。すっかり男里川河口に定着したようで、このところ毎回会ってます。

泥干潟でアシハラガニを撮っていると、後ろで観察を続けていたバーダーさんが、シギチたちがやってきましたよ、とわざわざ泥干潟までやってきて教えてくれました。

急いで駆けつけるとキョウジョシギが6羽とキアシシギ、左の方にはメダイチドリ。

ほどなくキョウジョシギたちは向かいの島の方へ移動。

パリ、シャルル・ド・ゴールからエールフランスB777が到着。ネットやテレビで見るパリは自分の知っているパリとかなり違ってしまったようですが、やはりパリへ行きたい。もう20年以上もごぶさた、まだユーロじゃなくてフランだった頃です。Flight Awareを見るとCDG→KIXのAF292は何と黒海、カスピ海、ウズベキスタン辺りを越え、中国を横断してやって来ています。ロシアのウクライナ侵攻によるルート変更のようです。逆にKIX→CDGのAF291は、何と何と北極経由です。

キアシシギを正面から。

シロチドリとミサゴ。

シギチたちが来たよと教えてくれたバーダーさんふたりに、昨日伊勢湾へ行ってたのですが、こっちの方がずっと多いです、とお声がけしました。

すると年配の方のバーダーさんが自分も雲出川河口へ行ったばかりということで話が盛り上がりました。松阪からJRに乗り換えて六軒駅から歩いていったとのこと、松阪駅にレンタサイクルがありますよとの情報を提供するとえらく喜んでくれました。カメラを付けていないフィールドスコープ、つまり見るだけのカッコいいベテランバーダーさんです。大阪城公園で大勢と一緒にサンコウチョウやオオルリを追っかけるよりここの方がずっといいというご意見には100%同意です。

意見が合いすぎてうっかり雲津川河口での鳥果を訊くのを忘れました。

キアシシギがのんびり磯をつついています。浜にはコマツヨイグサがいっぱい。

左岸へ向かいます。沖にはヨットがいっぱい、淡輪ヨットハーバーからの関空一周ヨットレースと分かりました。

堤防からの右岸河口の眺め、一週間前の砂州が分離して完全に島になってます。

いつものように堤防のホッチキスに足をかけて川を覗くとキアシシギ。もう少し川上ではチュウシャクシギの真正面顔。

あっ、アオアシシギです。向こうにいるのはキアシシギ。

足の色だけじゃなくて長さが全然違っていて、アオアシシギの後ろ姿はちょっとセイタカシギを彷彿とさせます。

男里川河口でアオアシシギに会ったのは初めてのはず。

背景がイマイチ美しくないですが、アオアシシギの後ろにカワラヒワ。

アオアシシギに代わってチュウシャクシギとカワラヒワ。

男里川左岸河口

菟砥橋の電線にはコシアカツバメ。足を上げたポーズが可愛い。

川面には小さな魚たち。ボラじゃなさそうです。足元にヒメアカタテハ。

左岸のキアシシギ。チュウシャクシギが川上へ上っていきました。

関空一周ヨットレースのヨットが近づいてきました。

河原にはハッカチョウ、近づいても全然ビビりません。

海上保安庁かつらぎ115t、関空一周ヨットレースの安全確保のための出動と思われます。

ヨットを手前にシンガポール航空B787-10ドリームライナーがテイクオフ。

関空大橋とヨットとドリームライナー、続いてエバー航空のドリームライナー。

尾崎の浜

潮の引いた尾崎の浜、キアシシギとシロチドリ。

メダイチドリです。メダイチドリ3羽とキアシシギ。

片足上げて目をつぶりお寛ぎのメダイチドリ。シャキッと立つとカッコいい。

走るメダイチドリ。正面からメダイチドリ、後ろに入浴中のキアシシギ。

メダイチドリ、オレンジ色のは夏羽、オレンジ色じゃないのは冬羽です。キアシシギがお風呂から上がってきました。

仲良しのメダイチドリ。風呂上がりのキアシシギはさっぱりした感じです。

砂から時々ピューッと水が吹き出してました。その瞬間は撮れてないのですが、カニ右上の穴がたぶんそれで、マテ貝だと思います。

カニはヤマトオサガニに似てますがハサミの形が違ってます。ヒメヤマトオサガニです。

スナガニはまだです。

尾崎の浜の南端にメダイチドリ、正面の頂上に鉄塔の建つ三角錐は泉南飯盛山384.5M。大阪湾を見渡せる山頂付近には役行者開基と伝わる千間寺があって根来衆の僧兵が多くが住んでいたものの、信長の雑賀攻め、あるいは秀吉の根来攻めで焼失したそうです。

さっきまでのメダイチドリよりくちばしが長く大柄に見えます。オオメダイチドリで間違いなさそうです。

岩場のキアシシギ。岸壁の隙間に咲いたマンテマ。

チャイナエアB777が到着。手前のブイを拡大してみると白く汚れています。たぶんコアジサシのモノ。

石段の浜からの青空です。ツマグロヒョウモンがいました。

普段は通り過ごす尾崎漁港北側の浜にもチュウシャクシギ。

昨日と一転テンション上がりっぱなしの男里川河口でした。

2日連続でかなり歩いたので足が重いけど、尾崎駅の海とは反対側へ5分ほど歩いて洋食の店 南海でランチ。かなり年季の入ったテレビが現役です。テレビに合わせるかのように大昔の時代劇の再放送、坂上二郎さんも出演、昭和48年の荒野の用心棒です。

大エビのエビフライ2尾とハンバーグ、唐揚げのBランチです。

尾崎駅西側のいつもの喫茶店でアイスコーヒー、今日は泉州弁が飛び交っていませんでした。

泉佐野で8000系8連の空港急行に乗り換え。やはり空港急行はなんば寄りが空いていてオススメです。