Googleレンズの精度

水生植物はまだ少し早いかもしれないけど、週初めから今週は深泥池と決めていました。いつも京阪ばかりなので阪急で向かうことにします。

梅田を通れば阪神スナックパーク、まだ11時前なのに結構賑わってます。何を食べるかさんざん迷って3周ほど回り、今日はスナックパーク全店コンプ挑戦を止めて食べたことのある大阪ナポリタン、デフォルトで目玉焼きがのってるのが嬉しい。

イベントコーナーの期間限定かつおぶし丼やにちょっと惹かれはしたものの、かつおぶし丼400円。つまるところ、ねこまんまがこの値段には抵抗があります。

深泥池

烏丸で地下鉄に乗り換えて北山駅、10分ほど歩いて深泥池に到着。地下鉄で260円、4系統の市バスだと深泥池バス停まで230円、地下鉄の方が早いけど階段上り下りのないバスの方がずっと快適です。池の右手にある鹿よけの柵のゴムバンドを外して池畔の森の道へ入ります。

石垣に留まったのはヒョウモンエダシャク。

ジュンサイの葉っぱにクロイトトンボ。左の葉っぱの上に足の多い虫?

交尾中のアメンボと分かりました。クロイトトンボは水色の部分の方が目立つのになぜかクロイトトンボ。

コウホネが咲いてました。去年9月に来た時のブログではヒメコウホネと決めつけていますが、正確な違いは確認できず、コウホネとしておいた方が無難です。

追記(2023/8/20):葉っぱが丸く浮葉形なのでヒメコウホネで間違いなさそうです。

深泥池の2/3くらいを占める浮島です。底の浅そうな池面に背ビレ、たぶんコイです。

長い葉っぱが密集していて白い可憐な花が咲いています。Googleレンズでナガバオモダカと分かりました。生態系被害防止外来種(要注意外来生物)で、国内では1970年にここ深泥池で初めて発見されたそうです。

たぶん最近になってからですが、Google画像検索がGoogleレンズに変わり精度がとてつもなく向上しています。以前はそこそこ似ている写真を探し出してくる程度ですが、かなり細部まで類似している画像を探してくれるようになりました。Googleの持つウェブ上に公開された全ての情報を収集する技術にAI技術の進化が統合されているようです。花の名前を調べてくれるアプリやコミュニティベースの検索アプリが色々配布されているものの、AIの精度を向上させることができたとしても情報収集力でGoogleには太刀打ちできるシステムはまず無い訳で、今まで随分お世話になったものの、今後これらのアプリは淘汰されてしまうことは避けられないでしょう。

このページの赤い字のテキストはGoogleレンズの検索結果にリンクしています。スマホの場合、たぶん上手く表示されないので、リンクは無視してください。GoogleレンズのアンドロイドやiPhoneアプリも配布されているのですが、PCブラウザと異なり検索結果のURLは取得できないようです。

葉っぱに留まったクロイトトンボ。枝先に留まっている金色ボディに翅に4つの斑点はヨツボシトンボ。割りとレアなトンボですが、7年前にここから近い大田の沢のカキツバタに留まっているのを撮っています。

去年9月のブログに組み込んだ国土地理院地図の「+」の位置までやってきました。いつの間にか小さな流れに大げさな丸太の橋が架けられています。あまり意味がなさげですが増水すると役立つのかも。

「京都の上高地」の眺めです。

浮島からこちらへシマヘビが泳いできます。なかなかの高速泳法、それに長すぎて頭にピントが合ってませんが、泳ぐヘビを見たのは初めてです。

他に誰もいない空間に若いカップルがやってきたので、ヘビおるから気いつけや、とお声がけしておきます。

シオヤトンボです。シオカラトンボとよく似ていますが、胴体がくびれているシオカラトンボと較べ、シオヤトンボは寸胴です。Googleレンズが胴体の微妙な形まで判別していてビックリ。

シオヤトンボ♀もいます。近くでお弁当を広げ始めた若いカップルのお邪魔をするのも気が引けるので、この先のチンコ山へは向かわず引き返すことにしました。

ハグルマエダシャクです。これもGoogleレンズで一発判明。今まで蛾の種類とか分かるまで散々苦労していたのが簡単過ぎて、つまらなくなったとすら感じます。

わざわざリボンを付けて注意喚起してくれているのにしっかりゴツンと頭を打ってしまいました。

水生植物の茂みから時々バシャッ、バシャッと大きな音が聞こえてきます。姿は見えないけどたぶんコイの産卵かと。

ボードゲームのコマのようなのはコウホネのつぼみです。

ところどころに白いカキツバタ。ゴールデンウィーク頃が見頃だったようですが、ゴールデンウィークの自分は干潟にいます。

鹿よけの柵の外に戻ってきました。池に張り出した木の白い花はズミとGoogleレンズが教えてくれました。

エビ反りポーズのショウジョウトンボ。

下方向からヨツボシトンボ。

クロイトトンボをアップで。葉っぱの横のコロナウィルスのような形をした赤い球体、さすがにこれはGoogleレンズでも何かはわかりませんでした。

人が近づいても全然ビビらない、いかにも外来種っぽい20cmほどの魚が数匹、ブルーギルです。

そのすぐ近くでいかにも固有種っぽいメダカも元気に泳いでいてちょっと安心。

木に咲いた白い花はネズミモチ。深泥池西側に立つ京都バス狭間町バス停は絵になるものの、土日は運休です。

一眼レフで何かを撮っていた自分より少し年上っぽい岩手県からという女性と池畔でしばし歓談。

その後

深泥池のあとはどうするか来る前からずっと決めかねていたのですが、とりあえず市バスの深泥池バス停から4系統西加茂車庫行のバスに乗り込みます。車内でも西加茂車庫まで乗って柊野へ向かうか、上賀茂神社で下りるか、まだ決めかねていたのですが、西加茂車庫から柊野まで往復3kmも歩くことになるので、上賀茂神社で下車。

結婚式の人たちがいっぱいの上賀茂神社をぐるっと回るも特に何も見つからず、賀茂川を御薗橋から出町橋まで4km歩いたのですがやはり特に何も見つからず。上賀茂神社境内の楢の小川と、賀茂川御薗橋からの柊野方面の眺めです。


Googleレンズで野鳥の判別がどこまでできるか試してみました。シロチドリコチドリはバッチリ、コサメビタキエゾビタキサメビタキもバッチリ判別してビックリ。コハクチョウはオオハクチョウと区別ができませんでした。ぱっと見の違いは嘴の黒い部分が多いか少ないかくらいなので難しいでしょうね。自分も苦手なカモメの判別はセグロカモメとウミネコの判別もできないようです。

えらく精度の上がったGoogleレンズの画像検索、さらに精度は上がってくると期待できますが、検索結果を鵜呑みにせずに、検索結果が間違いないかさらにチェックするということが大切かと。ChatGPTが話題ですが、自分の知識や経験でも最後にもう一度チェック、がAI活用の要と改めて感じます。