けいはんな学研都市

母の命日は16日なのに26日と勘違いしていました。母に怒られそうなので生駒市の長久寺へ墓参り。

学研北生駒駅で下車、山門からではなくGoogle Mapで見つけた住宅街から墓地へ抜ける裏道です。

墓地への小道のヒメジョオン。先週、美の巨人たち、犬塚勉「梅雨の晴れ間」を見ました。自分がいつも歩いているような里山の草むらの草1本1本が緻密に描かれ、いつもはあまり気にも留めないヒメジョオンが、何とも可憐に描かれています。犬塚さんは、小学校の図工の教師で、理科教師の同僚にヒメジョオンとハルジオンの違いを聞いて正確に描いたそうです。

街路樹の根本、かざぐるまのような紫の花はツルニチニチソウ。

墓参りを済ませ学研北生駒駅に戻ってきました。行ったことのない、けいはんな学研都市へ行ってみることにします。

ひと駅で終点学研奈良登美ヶ丘駅、この先線路は小山に塞がれて行き止まりです。高の原あるいは祝園へと延伸計画はあるものの具体化していないようです。

ちなみに学研とは、学習と科学の学習研究社ではなく、学術研究都市の略称です。


学研奈良登美ヶ丘駅前のイオンモールのペッパーランチでエネルギーを充填、けいはんな記念公園までバスに乗らず、精華町柘榴ざくろを山田川沿いから、精華町乾谷いぬいだにを抜ける約5km、周囲から取り残されたように開発されていない里山っぽい道を歩いてみました。

山田川です。左側の山裾を交通量が多い国道163号が通っているものの、川沿いはのんびり歩けます。

この写真では証拠にもなりませんが、コシアカツバメです。肉眼で腰の部分がオレンジ色なのを確認してます。

山田川のスッポン!

乾谷でいい声で鳴いてるホオジロとキセキレイ2羽。

キセキレイの1羽は喉が黒くなくて、もう1羽は喉が黒くて虫を咥えています。たぶん喉の黒い方が♂。近くにいるはずのヒナに早く持って帰ってあげればいいのに、じっとしてます。

本能寺の変の直後、堺にいた家康一行はこの乾谷を通って草内の渡を渡り伊賀へ逃げたらしいです。

ひらひら舞ってるホシミスジが止まってじっくり撮らせてくれました。

乾谷を抜けるといきなり人工的な街が広がりました。里山よりも急に温度が高くなったように感じます。

それぞれの研究施設の敷地側はきれいに整備されているものの、歩道は雑草がぼうぼう、歩道に沿って人工川が作られているのに水は流れていません。人も殆ど歩いておらず埃っぽいです。

国立国会図書館関西館は日曜日で休館です。ジオラマのような街に国際高等研究所(IIAS)と地球環境研(RITE)の案内標識、ダン・ブラウンの小説に出てきそうです。地球環境研はなんとなく分かりますが、国際高等研究所は何をするところなのか、調べてみたら、人類の未来と幸福のために何を研究すべきかを研究する研究所だそうです。


けいはんな学研都市は、この辺りだけじゃなくて、京都府大阪府奈良県にまたがり、生駒山の北側に散在していて、同志社田辺キャンパスや平城宮跡も含まれています。

ここ精華西木津地区には、けいはんなプラザやけいはんな記念公園もあり、けいはんな学研都市の核となるエリアのようですが、千里中央のような華やかさとは程遠いです。アメリカの地方都市へ行った時に、Where is the downtown?と聞いて、Here、と答えられた時のことを思い出しました。

この動画、かなり違和感を感じます。ちょっと街を歩いただけでも、産学官民の連携がうまく行っているようにはとても見えないし、この動画に出てくるような会議体で都市が形成されるものとはちょっと考えにくいです。

茨城県つくば市にまとめられている筑波研究学園都市と較べて、3府県にまたがる利害関係や思惑の違いを調整するのはどう考えても容易ではないはず、けいはんな特例県とかでも作らない限り、将来の展望は開けないように思います。

5km手前で行き止まりの近鉄けいはんな線も、つくばエクスプレスのような存在感はありません。

けいはんな記念公園の中にある水景園。

カイツブリが巣作りしていました。

紫の見たことのない花、調べた限りではアツバタツナミソウのようですが、対馬と広島にしかない花だそうで、違っているかも。

姿は見せませんがウシガエルの大きないびき。カメラの調子が悪く、電源が入ったり入らなくなったり。帰ることにします。

けいなわ通りというバス停から学研奈良登美ヶ丘駅じゃなくて祝園駅経由で帰ります。上本町まで学研奈良登美ヶ丘駅経由より60円安かったです。

せっかくなので西大寺で撮り鉄。車庫から6番線に入線する回送電車と、3番線に入線する橿原神宮前発京都行き普通。どの線路を通るかなぞってみてください。