茶臼山のゴイサギ

天王寺公園にてんしばができて、公園の入場料がタダになり、北側にも入口ができて半年以上経っているのに全然行ってませんでした。

谷町筋に面した堀越神社の北側に新しい公園の入口ができていて、ずいぶんおしゃれなファミマがあって、その奥に駐車場、その奥に茶臼山へ直結する入口ができていました。自転車を置く場所を探していたら、そのまま公園の中に入ることができ、なんと茶臼山の頂上まで自転車で行けるようになってました。

公園の中は以前とは見違えるほどきれいに整備されてましたが、この大坂夏の陣の手作り看板はそのまま残されていました。

河底池の方へ自転車のままスロープを下っていくことができます。

こんなところまで自転車で来れるとは感激です。河底池の手前の以前は確か湿生植物園だったところがまだ造成工事中でした。

美形のツマグロヒョウモンみっけ。と、水面をコバルトブルーとオレンジ色のニクい奴がスーッと飛んで行きました。大阪城本丸の日本庭園や桜ノ宮公園のひょうたん池にいるんだから、河底池にいて不思議はないです。

茶臼山の西側に回ってみると、5人くらいのバーダーさんがカワセミを狙っていて、その奥の一心寺の方へ抜ける入口も開放されていました。

河底池のデッキの向こうのすごくよく見える位置にゴイサギが3羽。眠ったり起きたりしているようです。瞼を閉じたゴイサギなんて初めてですが、ゴイサギ自体まともに撮ったのは初めて。でもずっとここにいるらしく5人ほどいるバーダーさんは興味なさげです。

市立美術館の方へも自転車のまま行けます。茶臼山の全貌がよく見えるところまできてゴイサギ3羽を撮ります。

市立美術館前、ここまで自転車で来れるなんてさらに感激。

慶沢園も自転車で入れるのかな、と思ったら、新たに慶沢園だけ、150円の入場料を取るようになっていました。

てんしばへ回ってみるとオクトーバーフェストをやっていてかなりのにぎわいです。ここのビールもアテも、なんでこの値段になるの、という自分には関係のないイベントです。さらに入場料もかかるようになっていてビックリ。

てんしば入口付近もずいぶんおしゃれになっていました。

縁台将棋のおっちゃんたちはてっきり追い出されたんだろう、と思っていたら、交番前のスペースで以前と変わらない風景が残っていました。さらにビックリ、公園の改装で間違いなく撤去されると思っていた無料の自転車置き場がそのまま残されていました。

てんしばのイベントでがっつり儲けて、茶臼山の自然を守り、おっちゃんたちの楽しみもしっかりキープ、大阪市公園緑化部、うまいことやってるやんか。

線路の向こう側Q'sモールでも阿倍野筋の昔からのお店とシブヤ109が融合、おっちゃんたちとギャルたちの両方の囲い込みに成功、こちら側天王寺公園のリニューアルもそれに近い感性を感じます。これ天王寺やからできることで梅田にはでけへんやろ、とも思います。

南海天王寺支線跡は線路がはがされたのは知っていたものの、路盤も舗装されまったく跡形もなくなっていました。

阪堺電車の移設工事はかなり進捗していました。拡幅された阿倍野筋中央にレールが敷かれ一部グリーンベルトになっています。新しいホームの上屋の柱も建てられ、その手前には地下道への階段、もっと手前には陸橋への階段の柱の土台も見えました。

赤いモ505キン肉マン電車の前の横断歩道を渡る人波、いつもの光景です。堺トラム紫おんと信号待ちの車の列、モ161形は殆どいなくなったけど、これもこの場所ならでは。

都会と自然、新しいモノと古いモノが奇妙に溶け合ってきた天王寺あべのです。