消費者にも権利があるが、事業者にも権利がある・・・?

信じられない農林水産大臣の発言に、久々に時事ネタ書かせてもらいます。

この前段の「ジタバタする必要はない」の部分は「おまえら(=国民)黙ってろ!」と聞こえますし、この「事業者の権利」の部分は、「三笠フーズや農水省はメタミドホスやアフラトキシン入りの米を販売する権利がある」と言っているように聞こえます。

「消費者の権利」と「事業者の権利」なんて対比する概念には絶対ならないはず、「事業者の権利」という表現をするとすれば、「消費者の権利」を満たすことを目的にして、「役所の権利」とかと対比すべきもののはずです。

事業者や役所は消費者の満足を図ることで存在できるという経済活動の大前提すら理解していない訳で、なんで、こんな人が政治家やっているのか、不思議でしょうがありません。

今回の事件、中国産餃子や、吉兆、ミートホープなんかより、はるかに大きな問題のはずです。今となっては吉兆の女将が懐かしく思えてきます。この大臣や三笠の社長の顔と、和歌山のカレーのババアの顔がダブって見えるのは私だけでしょうか・・・

かつては新聞やらテレビなどのマスメディアからしか情報を得られなかったのですが、今なら2ch、多くのブログ、時評サイト、さらにはYouTubeなどからも最新の情報を集めることができる訳で、「ジタバタする必要はない」なんて情報社会の変化も全く理解していない証左です。

青山繁晴さんとかのコメントや、東京ではやっていない、たかじんのそこまで言って委員会あたりの反応も気になります。当面YouTube要チェックですね。