長居公園の夕立

猛暑アイコンが並んでいるのにトンボが見たくて長居植物園、さすがに人が少ないです。

ショウジョウトンボとチョウトンボ。チョウトンボは光の加減で色がずいぶん違って見えます。

小池の方に行くと、誰もいなくなりました。カワセミを見つけたものの見失ってしまいました。

枝の中に虫がいないか覗きこんでいるシジュウカラ。

緑の胸、翅の先が茶色い赤トンボ、リスアカネで間違いないかと。

植物園の隅っこに新しく造られた「万葉のみち」、期待していなかったけど、万葉集で歌われた花と歌のパネルが紹介されていて、なかなか興味深いです。

カワラナデシコは「石竹(なでしこ)がその花にもが 朝な旦(さ)な手にとりもちて 恋ひぬ日無けむ」大伴家持、なでしこジャパン漸く勝てたみたいでよかったです。

ヒオウギは「黒玉(ぬばたま-ヒオウギの古称)の夜さり来れば 巻向の川音高しも あらかしも疾き」柿本人麻呂歌集、巻向川とは山の辺の道を桧原神社から少し北へ向かったところで渡る小さな川です。またあの辺りに行ってみたくなりました。

万葉のみちのツマグロヒョウモン♀とツマグロヒョウモン♂

キアゲハ、葉っぱの影なのにバッチリピントが合ってくれます。

大池に戻ると、タイワンウチワヤンマと連結ギンヤンマ。

一旦外に出て植物園向いの売店でビールを飲んでいたら、ゴロゴロ鳴り出しました。ヤンマーフィールドからは、雷注意報が発令されたので、今すぐに屋内に避難してくださいとアナウンスが繰り返され、開催中の競技会は中止。

本格的に降り出したので、花と緑と自然の情報センターに駆け込んで雨宿り。結構降っているのですが西陽が指してきて小さな虹ができています。

ここでの雨宿りは大阪の自然誌展示コーナーや自然の情報コーナーがあって退屈しません。前から欲しいと思っていた、このパネル展示の元になっている自然観察地図の北大阪編と南大阪編を買ってしまいました。ハイキングコースに沿って小さな仲間たちと会える可能性の高い場所が詳しく書き込まれています。もう少し涼しくなったら行ってみたい場所がいっぱいあります。

30分ほどで雨があがり、もう一回りしてくることにします。

黒いメッシュの翅はオオシオカラトンボ♀、翅の小さな水滴に光が反射してカッコいい。あじさい園でカワセミみっけ。

レインボーカラーの橋の上に本物の虹、大きな弧を描いていました。