みやこじ鮮魚列車

名古屋線のロングシート車つどい4両編成のアーバンライナーあおぞらIIに続く近鉄京都線新田辺列車区有志の皆さん主催のイベント、今回は何と、今も毎日伊勢と大阪を一往復している行商専用列車を京都線で走らせるという破天荒な企画です。

1日で480枚撮ってました。連写無しで。とてもまとめきれないので、鉄と鳥と分けて書きます。

京都駅10時発のしまかぜの出発を見送ります。鮮魚列車に先行する急行に乗って撮り鉄に向う知り合いを何人かお見かけしました。

鮮魚列車が入線。赤茶一色のボディに懐かしさがいっぱい漂います。

オリジナルサボも誇らしげに3番線到着。今日は、京都-高の原-向島-天理-宮津車庫-京都というルート、橿原神宮前まで行かないことだけがちょっと残念。

2680系の3連、元急行列車用でトイレも付いてます。普段は伊勢志摩魚行商連合会の会員しか乗ることができない車輌です。

この日のために、藍染の前掛け、ナンバープレートのついたキャップ、白い長靴、それにいつものリュックじゃなくて発泡スチロールの箱、とコスプレも考えていたのですが、お金が掛かりすぎるので諦めました。

3両目後方かぶりつき席をゲット、網棚は文字通り網棚、それと中吊り広告と吊革の取付具が全部取り外されビスだけになっているのが車内の大きな特徴です。

鮮魚列車なので、生臭い匂いが染み付いているとの話も聞いていたのですが、全然匂いはしません。前日、徹底的に清掃と消臭されたようです。新田辺運転区企画のイベントですが、明星検車区も精一杯協力してくれていることが分かります。

「駅長」がいつもの中吊り広告を持参、ドア脇の広告ケースに入れると、ケースのアクリル板が黄ばんでいて、かなりいい感じです。

新田辺運転区長が車内を巡回してご挨拶、とても発想が柔軟なリーダーとお見受けしました。でなきゃ、こんな破天荒列車が走るはずないです。こちらこそ、お世話になります!

今回も「総帥」ことNさんと相席、Nさんのバッグにはいつものように、缶チューハイが約10リットル。痛風の自分はいつものように日本酒。

木津川の土手には撮り鉄さんが30人以上。

宮津で7分停車、2列車待避。

行先対照表には名古屋や四日市はあるものの、京都や西大寺、天理は入っていません。やはり、この車両の50年近い車歴で初めての京都線乗り入れかと。

京市交10系とすれ違い、相撲でいえば初顔合わせですね。

高の原駅2番線に到着、一旦引き込み線に引き上げます。

2番線には新塗色化されていないビスタカーが入線、鮮魚列車は3番線に入線。ビスタカーは修学旅行列車です。

どちらもなかなか発車しないので、窓越しに女子中学生たちと鉄のおっちゃんたちの、あっちむいてホイ大会が始まりました。

進行方向が変わって前面展望かぶりつきになります。宮津では撮り鉄さん4人。

三山木は3人、片町線が並行する辺りで6人。鉄のカメラマンは鳥と較べて平均年齢がぐっと若いことに改めて気づきます。手持ちが多いことも好感。

自分の鳥見定点観察ポイントのひとつ草内への最寄り駅、興戸を通過。少年たち5人がひとかたまりになって撮ってます。正座してレンズを回している男の子が何ともいえないです。つられたように後ろのお姉さんもスマホで撮り鉄。(ぜひ、拡大してみてね!)

興戸から新田辺へのいい感じのカーブ。

その先の踏切のところでも2人、自分も行ってみたくなった撮影ポイントです。

新田辺到着、バラバラっと12人が思い思いの位置からレンズを向けています。

車内では夫婦で撮り鉄、かなり羨ましいレアケースかと。

巨椋干拓地、毎年ここは田植えが遅くまだ雑草の空間が広がっています。夕方、ここで西日の中の鮮魚列車の狙うつもりです。

向島で再度折り返し、小倉側に渡り線があって、4番線からそのまま西大寺方向へ折り返せるようになってました。赤茶一色の近鉄電車、一瞬昭和へタイムスリップした感覚です。

2番線に京都市交10系、今日しかありえないツーショットで、平成へ戻ってきたことに気づきます。

車内ではあら竹の松阪牛弁当を美人社長さん自ら配っていたのですが、自分は注文してなかったので、京都駅で買ってきた牛めし弁当を開きます。

また最後部になって、車掌さんがチラシの裏に丁寧に書き込まれた運行表をチェック中。手作り感たっぷりのイベント列車です。

西大寺では1・2番線先っちょで7人、後追いになってしまうけど、いい写真撮れてればいいな。

窓を開けて、金魚畑からの風を受けます。

天理に到着、ちょこっと記念撮影。

鮮魚列車専用車両なので、車体側面の行先表示器は埋められています。

サボを取り替えミニ撮影会。

沿線で撮り鉄していた仲間も乗り鉄に変身して合流、再度先頭かぶりつきになって折り返します。

うまく行けば阪神車とのツーショットが撮れたかもと思いつつ、西大寺到着、さっきよりずっと撮り鉄さんの数が増えてます。

昭和46年製、元々全席ボックスシートの急行用が格下げされてロングシート化、さらに鮮魚列車化と改造を繰り返されてきたものの、運転台は登場時のままのかと。

再度宮津に到着。この後宮津車庫で撮影会ですが、自分はここで失礼して、向島駅辺り、巨椋池の干拓地へ撮り鉄に向います。

ケリが鮮魚列車を追いかけていきました。やっぱり魚の匂いがするのかも知れません。


鮮魚列車が向島へ戻ってくるまで2時間以上あり、せっかくなので、興戸で下りて草内で鳥見してみることにしました。ちょこっとのつもりが予想を超える鳥見になったので、草内の鳥たちは別にまとめます

とても5月とは思えない暑さで、興戸駅に戻って来たときにはフラフラ、駅前でしばらく涼んで、京都行きの普通に乗って調べてみたら、このすぐ後が鮮魚列車で、向島へ着いて撮影ポイントへ移動する時間も無いことがわかりました。車内のみんなにももう一度会って、撮ってきた鳥の写真を見てもらいたくもあり、巨椋干拓地は諦めて新田辺で下車、鮮魚列車を迎えることにしました。

興戸からのカーブを曲がって新田辺に到着の鮮魚列車です。無事みんなと再会、宮津車庫の撮影会も相当の暑さだった由。

京都に戻ってきました。たくさんの撮り鉄さんたちがお出迎え。

名残惜しいのですが、鮮魚列車をお見送り。鉄ちゃんソサエティの楽しさを再確認したイベントでした。