嵐電と山科大カーブ

桜より紅葉が好きな自分、かなりの人出を覚悟して、やはり京都へ向かいます。

源光庵の悟りの窓と迷いの窓、四角い迷いの窓の方は少し赤い葉が見えるものの、ちょっと早すぎたみたいです。誰も写っていませんが、自分の後ろや周囲には何十人もいてカメラアングルを探しています。窓から外れたところは赤くなってます。

鷹峯の住宅地のジョウビタキ♀、向こうの山が紅葉してました。今日の鳥はこれだけ。最近どうも鳥運がよくないです。

30分程下り坂を歩くと左大文字が見え、金閣寺前に出てきました。金閣と紅葉、おそらく日本人じゃなくても思いつくはずで、止めておくことにします。

北野白梅町から嵐電に乗ります。紅葉シーズンの金閣寺から嵐山というゴールデンルート、北野線も2両編成になってました。

ツリカケサウンドに酔い痴れながら北野線かぶりつき。

嵐山へは行きません。どんな状態かだいたい想像がつきます。帷子ノ辻で四条大宮行の乗り換えます。

西院で下車。ふだん単行の嵐電も、稼ぎ時は全部2連で運行、後ろの車両にも運転士さん。密着連結器で連結され、総括制御にはなっているものの、車内で料金回収と案内をするための乗務のようです。

嵐電に車掌さんという職種は存在しないはずで、正規の運転手さんたちのハードなシフトのお仕事かと。

電車も総動員フル稼働状態で西院の車庫も空っぽです。

西院駅の踏切、ここが今日の目的地、ギター教室の看板を見に来たわけじゃなくて、絶滅危惧種の電鐘式踏切警報器の音が聞きたくてやってきた次第です。

電子音じゃなくて、実際に鐘を叩いている音です。ゆっくりカラン、カランと始まって、あっちとこっちで輪唱して、終わるときもゆっくり終わります。電車のツリカケ音とのハーモニーもばっちり。

ホーム脇の電柱の上に電鐘式警報機がありました。

車庫側にも電鐘式警報機があるはずですが、見つかりません。嵐山行ホームには灰皿(^ ^)

モボ621の後ろはモボ501、ずっと南海電車旧塗装みたいなグリーン濃淡から京紫に塗り替えられ1週間ほど前に出場してきたばかりらしい。車内も改装されていてピッカピカ。

ちょっと気になった山之内駅(電停?)で下車。幅50cmほどしかないホーム。

モボ621形、車体は新しいもののずいぶん古めかしい台車を履いています。

モボ611形が西大路三条から勾配を上って下りてきました。

621形と同じボディですが、新しい台車を履いて、パンタはシングルアーム。

亀岡にある大学のラッピング、京紫の電車に江口寿史風の女の子キャラクターがよくマッチしています。それ以上に気に入ったのが何故かアサギマダラのイラスト。斜めストライプ部分のグラデが微妙に車体の色と異なるのが惜しい。

モボ101形のトップナンバーがやってきました。これで四条大宮まで戻ることにします。

運転台は阪堺電車やとさでんと違って左側。トグルスイッチ、回転式スイッチ、押しボタン、「窓拭機」と表示された引っ張り式スイッチ、レンズ付パイロットランプ、とってつけたような時計だけがデジタル、路面電車は40km/hしか出せないので圧力計がメインで速度計はどうでもいい位置に。


電車も見たい、鳥も見たい、もみじも見たい、いずれにせよ現在地の反対、山科方面へ行ってみます。

大宮から阪急に乗るつもりが気が変わって、もう一度天神川まで戻り地下鉄東西線に乗ることに決めました。四条大宮にいたのはレアもののモボ301形。昭和46年武庫川車両製、既に存在しない阪神電鉄グループの車両メーカーです。

天神川に到着、前に行ってみるとモボ101形が綺麗に並んでました。

かなり貴重になってきた旧標準色のモボ301、でぼちんが広いオバQ顔の嵐電スタイル、その原形となった車両です。

愛宕山を背景に蚕ノ社駅に入線するモボ102+モボ301、自転車のおばちゃん、市バス、ヤマトのにいちゃん、観光地じゃない普段着の京都が好きです。

大阪と比べて京都には原付が多いと気づきました。盆地で坂が多いだけでなく、南北方向は勾配がデフォルトの京都です。

太秦天神川から地下鉄東西線、なぜ御池通線とせずに、こんなつまらない路線名になったんでしょう。

全線地下で全駅が密閉式のホームドアになっているので、電車が走っている様子が分からない、鉄道としては日本一つまらない路線と思っているのですが、唯一の救いが京阪800系が乗り入れてくることです。800系のクロスシート最前列でのんびり行きます。

京阪山科に到着。初めて気がついたのですが、車体の下に車幅灯が並んでいます。4両編成で併用軌道を走るための独特の設備で、夜見るとカッコいいです。

大谷辺りで撮り鉄するか、やっぱり紅葉かで悩んで紅葉にします。紅葉は醍醐寺か、毘沙門堂か、山科駅で観光案内ボランティアの人から見頃ときて毘沙門堂にします。

写真では真っ赤ですが、目で見た感じではもっとくすんだ赤です。去年も同じ場所に来ているのに、今がピークなのかイマイチよくわかりません。

まっすぐ駅へは戻らず疎水沿いを歩いてみます。やはりパッと見では綺麗さがイマイチなものの、レンズを寄せると鮮やかです。

で、はたと気づきました。曇り空が原因ではないかと。紅葉の美しさは陽が差し、青空を背景にしてこそ映えるようです。

疎水を管理している人たちの船です。

木の間隠れに東海道線が見えました。期せずして超有名撮影ポイントの山科大カーブ。

赤いEF510が長編成を牽いてきて大興奮も、ぜんぜんピントが合いません。レンズを引いて雄大さを写したいのですが、木の葉にしか合いません。

おまけに日が暮れてきてライトで機関車の顔は見えなくなってます。そうそう、この写真の紅葉のくすんだ赤が見た目に近いです。

ぜんぜんピントが合ってませんがEF210牽引の貨物列車とサンダーバード、ここでの主役は間違いなく貨物列車。時間を変えて何度もチャレンジしてみたい山科大カーブです。

京都復興教会の十字架が美しい。

東海道線のレンガ積みのガードの向こうに京津線の踏切。日暮れの早さがやるせない。