ジャンパ栓フェチ

天王寺駅9番線にあるコーヒーショップで103系スタンバイ。

1本見送ったら4両編成のHJ406編成がやってきました。

クハ103-831の高床運転台とクハ103-239の低床運転台を比較。視界の広がる低床の方が運転しやすいのでは。

運転室の扇風機にJNRマーク。運転室には空調が効いていないようで、あまり快適な労働環境ではなさそうです。22分かけて堺市に到着。密着連結器にジャンパ栓1本のすっきりした顔です。


大泉緑地、その向こうの田んぼ、さらに百舌鳥古墳群を廻ってみたのですが、今日は鳥はハズレ。

ニサンザイ古墳、前方後円墳の方形側の角です。円形と方形が組み合わさった鍵穴形の前方後円墳ですが、鍵穴の印象が強くて、丸い方が上とばかり思っていたのですが、方形が上だ、とハタと気が付きました。

御廟山古墳のダイサギ。上空から見るとよくわかりますが、阪和線を挟んで東側にニサンザイ古墳、御廟山古墳、いたすけ古墳があり、全く同じ方向、西北西を向いています。阪和線の西側に仁徳天皇陵と履中天皇陵があって、いずれも南南西に向いています。不思議です。おそらく造られた時代が異なるためかと思われますが、方角は重要な宗教的要素のはず、阪和線東側時代と阪和線西側時代でずいぶん考え方が異なっていたようです。

仁徳天皇陵でキセキレイ。派手にお尻をフリフリしながら歩いています。

ハクセキレイやセグロセキレイは、こんなにお尻フリフリしないです。

ずいぶん久しぶりに阪堺電車をパチリ。宿院の電停がえらくキレイになっていてビックリしました。


堺駅から帰り道、住之江検車区をチェック。

ラピートが出庫したかと思ったら戻ってきてシャワーを浴び始めました。

シャンプーは使っていませんが、1.5往復でキレイになったようです。


岡山で撮ったキハ47-47、何度見てもカッコいい、そのカッコよさを際立たせているのがジャンパ栓が繋がったジャンパ栓の蓋と気づきました。ジャンパ栓の蓋が4つも並んでいてもっとカッコいいのが、南海の7000系、7100系です。7000系は1年前に廃車されてしまいましたが、7100系はまだまだ現役、そのジャンパ栓をチェックするのが住之江途中下車の目的です。

7100系の先頭車同士の連結部分は、中間車同士の連結部分と同様に、車体下のジャンパ栓受でジャンパ栓が繋がっていて、車体部分のジャンパ栓蓋には何も繋がってていません。つまりカッコいいと思っていたジャンパ栓蓋は、連結されていない時にジャンパ栓を固定しておくだけのもので、蓋の奥は何も無く、穴も開いていないはずというこということが分かりました。ジャンパ栓蓋じゃなくてジャンパ栓納めというのが正しい表現みたいです。

ジャンパ栓納めの無い和歌山側クハ7951形とジャンパ栓納めの並んだ難波側モハ7101形。

ジャンパ栓は電気回路を接続するケーブルですが、モハ7101形の場合、貫通ドア山側に4本、海側に1本あります。キハ47では2本しかなく、ジャンパ栓内部が多芯化して効率化できるようになったようです。南海7000/7100系はキハ40/47系より10年くらい古いです。

貫通ドア海側に白いコックの付いたケーブルではなくてホースが3本あります。これは電磁直通空気式ブレーキを車両間で連動させるための空気管で、元空気ダメ管、ブレーキ管、直通管の3本と思われますが、それぞれの役割を説明できるには、まだ勉強不足です。空気管はジャンパ栓とは異なり空気管同士を繋ぐようになっています。

色々ググって付け焼き刃で勉強してみたのですが、間違っていたら、ぜひ教えてください。

かぶりつきで難波へ戻ります。方向別複々線をいい感じでカーブしている粉浜駅に入線します。まるで逆走しているようにも見えます。直線の上り急行線を行くのは回送電車。

岸里玉出は上り線2本が直線で下り線は駅を出たところで急行線と緩行線に分岐、下り急行線にサザンが入ってくるところです。

上り線は岸里玉出を過ぎたところで急行線に緩行線が合流、左から下り線と高野線が寄り添ってきます。萩ノ茶屋で各停なんば行を追い抜きます。

いい感じで西日が差してきたので新今宮で下車して撮り鉄、ラピートと6300系がピタリと並びました。

なんば駅停車中の高野線6000系、7000/7100系と同世代で基本設計もほぼ同じのはずですが、先頭車にジャンパ栓がありません。連結器が7100系のような自動連結器ではなく、密着連結器になっていて、その下にある半円筒形のものは電気連結器です。この円筒形が密着連結器を繋ぐと同時に回転して電気接点を接続するらしいです。空気管も2本しかありません。密着連結器の上下にある穴が空気管接続の役割を果たしていると思われます。

6000系も登場時は自動連結器だったものが、以前三日市町でやっていた増解結に対応して密着連結器+電気連結器に交換されたそうです。7100系は途中駅で増解結は無いので自動連結器のまんまですが、本線用車両も9000系からは密着連結器になっているようです。

関西で自動連結器の車両は他にどこが、と改めてチェックしてみたら、阪急、山陽、神鉄あたりでまだまだあるみたいです。電車の制御システムと連結器の関係とかちゃんと勉強したら鉄分の世界も奥深くなりそうです。

7100系の顔を改めてチェック。ジャンパ栓納めはやっぱりカッコいいですが、貫通幌がキハ47と比べて、綺麗に折りたたまれていないのが気になってきました。ジャンパ栓フェチ、連結器フェチだけじゃなくて貫通幌フェチにもなってしまいそうです。