近鉄22000系改、笠置BBQ

近鉄特急といえば、しまかぜ、アーバンライナー、伊勢志摩ライナー、さくらライナーといった例外はあるものの、デフォルトは黄色と紺色ですが、デフォルト色が黄色と白に変わり、車内も更新されることになり、その改造第1編成が運行開始、その運行開始初日に八木まで乗ってきました。

難波8:30の名古屋行特急22000系改、愛称ACEのロゴも変更されているものの、シール1枚を貼っただけなのが惜しい。

側面行先表示も幕からLEDに変更されているものの、ドットが粗い。新車の香りが漂う車内へ入ります。

昨日特急券を券売機で購入しました。まだ22000系改は4両しかないはずなのに、座席指定画面は6両編成。ということは前か後ろかに22000系改じゃないのが2両くっついていると推測、その2両が前か後ろかはわからないので、3号車を選んだのですが、後ろに22600系が2両くっついていました。

座席は新しいモノに取り替えられています。全席コンセント装備。硬すぎず柔らかすぎず、ホールド感があって座り心地のいいシートです。

自分の席は3号車3Dなのですが、後ろから3列目ではなくて、何故か1Dの後ろに35Dがあります。さらに35の後ろには1Aと1Dのおひとりさま席があります。おひとりさま席はたぶん横に車いすを並べられるようになっているためと推測できるのですが、このナンバリングは全く意味不明です。

化粧室も新しくなって壁いっぱいの姿見、最近よく見るバリアフリーの広いトイレ、ボタンでドアを開閉、中に入ると便座のフタが上がるヤツ。

先頭車の喫煙ルームも伊勢志摩ライナーと同じタイプの広々としたものに。大きな窓に小さな腰掛けもあって、新幹線より余程快適です。

先頭車の前面展望も覗けるようになっているのですが、反射防止用かと思われれる赤いフィルターが入っています。

大和八木到着、向かい側には京都からの12200系が入ってきました。このPDFの別紙2の対象車両には12200系が入っていません。

22000系改、今の時代の快適な旅に必要な全てが過不足無く装備されていて、カジュアルっぽさが心地いいです。

鉄道車両、飛行機、高速バスを問わず、現時点での旅のデフォルトはかくあるべきという水準を示す、しまかぜの非日常感とは別の、とてもレベルの高い設計思想に基づく車両と評価したいと思います。

三本松へ撮り鉄。三本松から赤目口へ向かって線路を挟んで国道と反対側の山道、完全に逆光です。この後目的地と考えていた鉄橋まで行ってみたのですが、鉄橋の南側からはクルマがビュンビュン走る国道で撮るしかなく、とても落ち着いて撮れる場所ではありません。木立が茂って視界も狭く、早々に退散しました。後で聞いたところでは、赤目口側より室生口大野側に行くべきだったようです。


鉄友達に誘ってもらったバーベキューへ向かいます。アプリの指示に沿って、三本松→八木→近鉄郡山→1km歩き→JR郡山→加茂、加茂からキハ120形に乗って笠置到着。

笠置駅から河原に下りたところに広がるキャンプ場、遅れてきたのにお腹いっぱいごちそうになりました。1時間に上下1本ずつだけキハ120形が鉄橋を渡っていきます。

メンバーの大半は10代、20代の鉄分の濃い兄ちゃんたちです。でもそこは鉄ちゃん同士、初対面でかなりの年齢差でも話が盛り上がれるのは嬉しい限り。161、162、351、1002・・・、数字を聞いただけで何の話かすぐ分かります。(正解は、阪堺電車)

今はキハ120しか走っていないこの鉄橋を、かつてはキハ58やD51が走っていた、という自分みたいなおっちゃんの昔話を目を輝かせて聞いてもらえるのも嬉しい。地下鉄の駅ファミでバイトしている人も何人かいて、これからバッタリ会えそうなのも楽しみです。

兄ちゃんたちと自分、ちょうど上の八木駅の写真の22000系改と12200系みたいなものかも知れないと思い至ると、急に12200系が愛おしく見えてきました。

河原ではセグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイのセキレイトリオ、コンプです。

この笠置のキャンプ場、いいです。春には近くの丘に登って俯瞰する桜と駅が綺麗だそうで、次回もぜひ参加させてもらいたいです。

クルマで名張駅まで送ってもらい、途中、室生口大野駅を俯瞰できるポイントも教えてもらいました。遠からず、22000系改と12200系の俯瞰を撮りに来ることになりそうです。