コウノトリ@奈良

日本野鳥の会奈良支部のFacebookページで紹介されていた、奈良の広大寺池にコウノトリがまだいるらしので、行ってみることにしました。

桜井線帯解駅すぐ西側に広がる広大寺池、築造したのは聖徳太子とも弘法大師とも言われていますが、いずれにせよ、千年以上前からあるため池です。

祖父がこの近くの出身で、自分の血の1/4はこの辺りが源流ですが、広大寺池、うっすら記憶にあるようなないような。

でっかい白い鳥が池のど真ん中にすぐ見つかりました。ずっとじっとしていたのですが、寝てはいなかったみたいです。

セグロセキレイ、やんちゃな表情をしてます。

池のすぐそばを行く桜井線の105系との鳥鉄を狙います。

自分から電車まで350m、コウノトリはそのほぼ中間点、もう少しどちらかに寄ってくれると、ましな鳥鉄写真になっていたかも知れません。

やっと歩き出しました。泥に汚れてわかりにくいですが、左足の赤・緑・赤の足環(リンク先PDF4ページ目)、J0072、2013年4月19日生まれの♀です。

豊岡のコウノトリの郷から山ひとつ越えた京都府丹後市久美浜町にある人工巣塔からやってきたそうです。コウノトリの郷公園のレポートを見ると九州まで行っている仲間もいるようです。

振り向くと目の前にモズ、風が強く髪が乱れてます。

チドリが10羽くらいいます。よく見ると色々混群になっていて、これはシロチドリコチドリ。首の部分の黒い輪が切れているのが特徴。足環を付けてますが色の判別はムリ。

くっきり黄色いアイリングと太い首の黒い輪はコチドリ。

アイリングも首の黒いの輪も細く、体がちょっと大きめもイカルチドリコチドリ。イカルチドリと並んでいるのはトウネンオジロトウネン。

かなり小型で嘴も短いですがトウネンはチドリじゃなくてシギの仲間。チドリのデコッパチ頭に対してシギは小顔です。

コウノトリは片足上げて完全にお休みモードです。手前はアオサギ、コウノトリの大きさがわかります。駅近くで桜井線もスピードがでていないので車窓からも簡単に見つけられるはずです。

コウノトリがここにやってきて1ヶ月、池に水が貯められるまでいるのかも知れません。

駅に戻る途中の小さな神社の木にエナガ軍団発見、お尻しか撮れませんでした。

周辺をもう少しブラブラしてみようと思っていたものの、ちょうど電車が来たので乗ってしまいました。祖父の実家がどこにあるのか、あったのか、伯母に聞いてまた帯解に来ようと思います。


JR奈良駅からバスに乗って平城宮方面へ向かいます。

法華寺でバスを降りるとカワラヒワ。ウワナベ古墳にはカイツブリがいっぱい。

カワセミのペアがいつもの低空高速飛行でビューンとあっちへ行ったり、そっちへ行ったり。でもこっちへは来ません。

表情豊かなホシハジロ。

水上池の北側に廻ってみると、ここでもエナガ軍団。もみじの陰にいるの、わかります?

オシドリもいたけど遠い。150m先はさっきのコウノトリとほぼ同じ距離ですが、鳥の大きさがぜんぜん違います。


2016年4月2日追記:

通りすがりとおっしゃる匿名の方からこの投稿のイカルチドリ、シロチドリは全部コチドリ、トウネンはオジロトウネン、とのメールを頂戴しました。チドリの見分け方はかなり難しいですね。図鑑でも間違っているケースが少なくないそうです。メール返信ができないので、この場にてお礼申し上げます。ありがとうございますm(_ _)m

特にオジロトウネンは自分にとって初見ということになり嬉しいです。トウネンと比べて脚の色が違くようですが、この投稿では泥にまみれていて脚の色はわからないものの、オジロトウネンは全体的にトウネンと比べてずっと淡い感じで区別できるとわかりました。