丸十のにぎり

前回生ハムのお店にご案内いただいた時、Sさん(瀬川さん)、Fさん(福井さん)と「丸十」で話が盛り上がりました。

「丸十」は、千日前の「珉珉」、お初天神の「阿み彦」と並ぶ、あるいはそれ以上に祖父に何度も連れて行ってもらった難波のお寿司屋さんです。大阪に引越して、探しに行ったものの見つからず、なくなってしまったのか、と気になっていました。

瀬川さん、福井さんによると、実は御堂筋沿いの場所から、湊町の方に移転して、変わらず営業していること、それだけでなく、おふたりにとって大馴染みの店、福井さんも子供の頃からよく連れて行ってもらっていたお店とわかり、次回は「丸十」で、となりました。

6年くらい前に移転した由、場所は近鉄難波駅から千日前通りを少し北側に入ったところにありました。

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割烹着がメチャ、キマってる82歳の社長さんと板前さんたちです。板前さんたちもみなさん長くお勤めの方ばかりで、自分が子供の時にもお世話になった板前さんもこの中のおひとりかもしれません。

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丸十という屋号は、かつて十円でお寿司が食べられたことに因むうそうです。多くの上方芸人さんたちも常連らしく、30代くらいかと思われる米朝さんや松鶴さんら錚錚たる面々の大集合写真を見せていただきました。

さて、丸十と言えば、自分的にはやはり鉄火巻です。ちょっと大きめの簀巻き、大きなまぐろ、海苔の舌触り、たぶん40年ぶりくらいですが、全く変わっていませんでした。子供の時に覚えた味って忘れないもんだなと、自分自身感心してしまいました。